忙しい、忙しいとフーフー言っているうちに、もう送り盆です。

お盆はご先祖様たちも家に帰っているはずなのだが、

わが地域は朝は供物を持ち、
夕方は墓前で松を燃やしに三日間お墓まいりをします。

…なので、けっこう忙しい。

家では、仏壇から出して三段に飾って(?)供養するのだが、うちの祭壇はマァ、でかい!


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大工の叔父さんが
組み立てやすく工夫して作ってくれたが、
気合いの入りすぎ…?



デカイので、部屋の大部分が祭壇になってしまうのだ

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ウチシキを敷いて、花や供物でいっぱいにする。

この段には供物もかなりノルノデ、
まぁ、仏様はうれしいデカさかも…

さて、今年は、祭壇のお膳を昔式にしてみようかと
おとーがたくさんの桐のはっぱを取って来た。

一日3枚なので、けっこうな枚数なのだ。

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桐の葉っぱは、ふんわり、しっとりと手に馴染む感じがして、
しかも緑がきれい。

品の良い感じの葉っぱ。

ああ、だから昔、選ばれた葉っぱなのかな?と勝手に納得。

そうして、今日、送り盆に欠かせないのが
ご先祖様たちが貰った食べ物やらを背負っていく為の 

背中あて。

前は家で作っていたけれど、今年も買っちゃいました。

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ちゃんと、背負う紐もついます

これを茹でてからお供えする。
売り場で見るとついつい、忙しいし…買おうかな…となるのです。

私が小さい時は
祭壇にはウチシキではなく、
コモを(スゲを編んだ簾のようなもの)を敷き、

送り盆には全てをクルクルっと丸めて包みこみ
川に流すのがならいだった。

果物などは、川から拾う人もあったそうだ(゚∇゚ ;)

そのうちに、川を汚すので下流に網を張り、
役場職員が回収した。


やがて、
全部お墓に持って行って
自然に朽ちさせていたが、

今ではお墓も16日にはきれいに片付けます。

なので、夕方の松あかしは
手袋、ゴミ袋持参の掃除部隊でもあるのです。

あ、
一部地域では、
熊が出るので持ち帰ることになったそうなので

また来年のお盆は変わるのかな…と思う

今年は 熊出没情報が多いです。